医療者向けの勉強会の資料としても良いと思います。
副作用が連鎖する 「歳をとれば病気になるのが普通ですが、症状に合わせて薬を飲むと、薬は増える一方です。
たくさん薬を飲めば、身体の中に薬が留まる時間が長くなり、副作用が強く出る可能性が高くなります」(宇多川氏) つまり、特定の薬の掛け算に加え、6種類以上の薬を飲んでいることそのものが、命を縮めるリスクになったのだ。 けれども、 高齢になると各臓器の機能が低下するので、薬の代謝・分解、排泄が遅くなり薬が効きすぎることがあるとのことです。 処方適正化の一般的な流れは、次のようになります。
13武田:ありがとうございました。
本当にその薬を服用する必要があるのか、副作用が出やすいので控えたほうが良い薬を服用していないかを知る必要があると説明がありました。
1万冊ほど印刷し、自治体や医師会などに配る予定だ。 特に高齢者のポリファーマシーが問題となっており、2018年には厚生労働省からポリファーマシー対策として「高齢者の医薬品適正使用の指針」が発表されています。 「遅寝早起きの生活に切り替え、運動は血圧の高い早朝を避けて日が高くなってから行うこと。
14また、服用を開始して4週間以内の薬剤については、調整前の内服薬の種類数からは除外する。
冊子は学会のウェブサイト()からダウンロードできる。
エ 処方変更による病状の悪化や新たな副作用の有無ついて、多職種で確認し、必要に応じて、再度カンファレンスにおいて総合的に評価を行う。 高齢者に比べると、まだ代謝、あるいは排出する機能は保たれていますのでリスクは低いです。
やはり家族の方は、身体的な負担より、心の負担が大きいと思うので、何でこうなっちゃったんだろうとか。
秋下さん:何種類も、特に10種類も飲んでいらっしゃるような方の場合には、やはり多剤服用と同じような問題というのが起きうる。
武田:そういった優先順位をつけて、薬の種類も整理していくことによって、患者さん自身も状況が改善し、周りも、社会全体もメリットがあると、その可能性があるということなんですね。 「今年の夏、食後にSU薬を飲んだら突然意識を失ってしまったのです。 答)次のようなものが該当する。
薬は、一時的に症状を和らげることはできますが、病気を治すことはできません。
江部氏が続ける。
9 「注2」に規定する薬剤調整加算は、「注1」に規定する薬剤総合評価調整加算に係る算定要件を満たした上で、薬効の重複する薬剤の減少又は合剤への変更等により、退院時に処方される内服薬が減少したことを評価したものである。 早い時期に気が付いてやめることで対応できるのではないかと。
高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015 日本老年医学会 秋下先生は、このガイドラインの他にも高齢者が薬を服用するときの注意点などを一般の人にもわかりやすく説明した本を執筆しています。
12 「注2」に規定する薬剤調整加算の算定に当たっては、当該保険医療機関及び他の保険医療機関で処方された内服薬を合計した種類数から2種類以上減少した場合については、区分番号「B008-2」薬剤総合評価調整管理料と合わせて、1か所の保険医療機関に限り算定できることとする。
こうした高齢者の多剤併用の実態を受けて、日本老年医学会が「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」を策定したほか、厚労省が今年5月に「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」をまとめるなど、対策が講じられている状況だ。